光と闇の戯れ。

　絵を描いていて「昔の方が上手かった」とツッコまれます。
　……新しい意味で上手になったらいけないのか？
　なんて心の中で思っていたりするのですが、ここ数日で「昔のような実力を取り戻してきたな」と先生に言われるようになりました。周りの人からの評判も良かったりするので、そろそろ僕自身、調子に乗ってきそうで内心怖かったりします。
「……あんまり褒めないで！」
　とかいいつつ、人に自分の絵を評価してもらうのは、様々な意味で好きだったりします。



　ペタリッ。下の絵の参考用に描いたもの。
　両方とも、僕が『マビノギ』で愛用しているキャラクターをモチーフにして、デザインしました。
　そういえば自分のキャラクターっていうのはあまり描かないですよね（描いてたとしても面倒なのでアップしていないことが多い）。自分のキャラクターを描くっていうのは、自分で自分を描いているような気がして、追求しすぎちゃうところがあるっていうか、イヤな気分になりませんか。
　やっぱり、自分が愛用するキャラクターは人に描いてもらう方が納得できたりしますね。



　こちらが今描いている絵。たたみに二人が寝転がって、エッちらホッちらしてるところです（たたみに寝転がっているという設定は後付け）。
　これから仕上げなのですが、僕はまだその仕上げの段階が未熟なので、少々不安だったりします。不安だからといって、やらないわけにはいきませんよね。なんとか頑張って投稿雑誌に送りたいところです。
　あと、この絵はＦｉｃｔｉｏｎＪｕｎｃｔｉｏｎYUUKAさんの新アルバム『circus』に収録されていた『ピアノ』という曲のニュアンスで描きました（公式ホームページで視聴できますよぅ）。
　そのアルバム『circus』を購入したぞっ、っていう記事も書いていたんですけど、間違えてブラウザを閉じて記事を消しちゃったんですよ。再び書くのが面倒臭くて、アップするのをやめてしまいましたとさ(ノ∀`)
　あ……着物の参考求む（ぇ。

小さな貝殻ひとつ
飾る海のピアノ
さびしいラムネのような
音符がほら
こぼれ出す

何を恋しがって
この胸は泣くのだろう
愛を飲み干したら
もう海の底には
遠く

波音に誘われて
爪弾く青いピアノは
逝く春の思い出を
このまま戯れに
なつかしむ

いちばん好きな曲だけ
弾けずにいた　ずっと
貴方が教えてくれた
音符がもう
見えなくて

愛を恋しがって
この胸は泣くのです
肩に優しい手を
まだ待っていたくて
ひとり

波音の誘われて
寄り添い離れる和音
この指が紡ぐのは
悲しい歌ばかり

波音寄せて帰し
爪弾く青いピアノは
逝く春の思い出に
貴方の手のひらを
なつかしむ