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あかなまずによるゲームブログ。pixivにアップしたイラストの紹介も行っています。
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HN:
あかなまず
性別:
男性
自己紹介:
 管理者は下記のオンラインゲームに参加しています。
 『テイルズウィーバー』ドゥルネンサ サーバー、鯰守(マキシミン)、柚明(ティチエル)
 『マビノギ』モリアンサーバー、ユリディノト(人間♀)、ランジエ(エルフ♂)、鯰守(人間♂)
 『ファンタシースターユニバース』エントラス1、フィクション(キャスト♀)、ヴァニティ(キャスト♂)、トワイライト(ニューマン♀)、エコー(ビースト♂)
 『メタルギアオンライン』、AkaNamazu(♂)
 また、下記のリンク集の下部にあるpixivとmixiのリンクは、管理者の運営しているものです。pixivではイラストの投稿、mixiでは日記をつけています。
25 2024 / 04
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 正確な日付は忘れた。
 しかしあの日、僕はティルコネイルの広場で、あの人に慰められていたことは本当のことだった。
 『マビノギ』をプレイし始めた理由や、以前にやっていたオンラインゲームで一体どういう人間関係を築いていたのかを話すと、その人はちゃんと受け止めて慰めてくれた。
 嬉しかった。涙が出るほどに。
 だけど、ちゃんと話せていないこともある。
 だから僕はあの人に話せなかったこと。『マビノギ』を初めた当時のことを……話せなかった部分も含めて、嘘偽り無く書こうと思う。
 当時のことを今さら書いたところで、当時僕に関わっていた人が信じてくれるとは思えないし、許してくれるとも思っていない。それでも僕はもういいと思っている。どう足掻いても、僕は当時も今も変わらず嫌われ者で、悪役であることには変わりないし、今さら昔のような関係に戻りたいだなんて思ってもいない。
 僕は恨まれ役。どこにいっても、どこへ逃げてもだ。その汚名を晴らすこともできない。
 だから、とことん恨まれるようなことをする。
 それが悪役に徹するということになっても。

 当時、僕が『マビノギ』に移り住んだ一番大きな理由であり原因は、ある女に肉体関係を強要されていたことが一番に思い当たる。
 当時僕は高校生で、もちろんそんな経験をしたこともない。とてもショックだった。好きな人と初めてそういう経験をするという、とてもありがちな希望を抱いていた。でもその希望はかなえられなかった。30代を越える、そんな人に「初めて」を取り上げられた。好きでもない相手に。
 相手の名前を挙げることは出来ないが、関係していた人には以降の内容を読めばわかるだろう。
 一度はそんなことを忘れてやり直せると思っていた。しかし、そう簡単にものが上手く運ぶわけも無く。もうこれ以上付き合い続けるのは無理だと思ったとき、僕は向こうのクラブを……『狐の寝床』を解体して『マビノギ』に逃げた。
 それからしばらくして……リアルフレンドから聞いた。
「狐の寝床が再建されている」
 意味が分からなかった。
 しかも、そのことについて調べてみたら、その肉体関係を強要した女がクラブマスターとして立っているそうじゃないか。
 僕はその時、また肉体関係を強要しようと思っているんじゃないか、と思った。
 ブログで「解体してほしい」と書いたら、解体する前にいたメンバーから強い批判を受けた。受けてしまった。メンバーだけじゃない。周囲の知り合いからも強い批判を受けた。
 確かに僕は、メンバーの意見を聞かずにクラブを解体してしまったことは悪いことだと思っている。だけど、そのことだけが重点的に捉えられていて、僕個人の意思が問われることはなかった。僕があの女からどんなことをされたのか知らないくせに……。
 はっきりと自分から「肉体関係を強要されるのがいやだから」と言い出せなかった自分も悪い。でも、こんなことを安易に人に言えるわけも無く。今まで出会ってきた中で肉体関係を強要するという最低の女に気を使ってしまった。ここでそういうことを言ってしまっては、あの女が悪役になる、と。今思えば愚かな選択だった。
 僕は二度目の我慢をすることに決めてしまった。話の流れで。
 解体したことに怒り心頭しているメンバーを前に、そういう流れで事を片付けなければいけないと思ったし、今さらそんな「肉体関係を強要されていた」なんていっても信じてもらえそうに無い。今日ここに書いているのだって、到底信じてもらえない。
 僕は再び、向こうのオンラインゲームでクラブマスターになった。
 それからしばらくして……僕を理解してくれる人が現れた。
 付き合っていくうちに色々なことを話すようになり、上に書いた「肉体関係を強要されていた」という話も彼女は信じてくれた。そしてあの時ティルコネイルで慰めれくれた人と同じように……いや、それ以上に僕を慰め続けてくれた。
 その結果、『マビノギ』でギルド『狐の寝床』が設立された。
 しかし……そこでまた、あの女が現れた。
 そう、僕に肉体関係を強要していた女が現れた。
 僕は僕を理解してくれる人との関係を取り上げられた。あの女は僕の「初めて」を取り上げた上に、僕の恋人まで取り上げていったのだ。
 僕を理解してくれる人は……優しかった。
「私があなたに関わると、あなたは苦しむから」
 そんなことを言うぐらい優しかった。
 優しかったのに……。
 その言葉を残して去っていった。
 もう我慢できなかった。
 これ以上日常から様々なものを奪われれしまうことが……。
 それすらも素直にいえなかった僕は、その肉体関係を強要してきた女に悪態をつき続けた。結果、あの女は男を作って僕のギルドを出て行った。他人の人間関係うんぬんを乱暴にかき乱していったというのに、自分だけ恋人を作って、さっさとギルドから脱出だなんて……あきれて物も言えない。
 それからはもう、その女とは一切の関わりを拒否し続けている。きっと向こうも、こちらには関わりたくないんだろう。ブラックリストに登録する必要すらなさそうだ。
 それからしばらくして……その優しい人、僕を理解してくれた人に連絡を取った。
 そこで僕はいわれたことがある。
 その人にはそこまでのつもりはなかったかもしれないが、僕はこれが約束だと思い、この約束を守るために『マビノギ』で強くなろうと今を送っている。
「あなたは、あなたを必要としてくれる人を守ってください」
 今では少ないけれど、『マビノギ』には僕を必要としてくれる人がいる。きっと僕みたいな人間にはそれで十分幸せなんだろうと思う。だからこそ、その人たちを守れるようになりたい。贅沢な願いかもしれないが……。
 以降、その人も何度か『マビノギ』にも顔を出してくれるようになったが、結局はネクソンの管理体制に嫌気がさしたために、今は別のオンラインゲームをやっているという(これが、僕が『マビノギ』を「クソゲーだ」と言い続けている理由にもなっている)。

 ……以上が、自分のエゴだけで書いた、僕が『マビノギ』を初めた理由だ。
 こういったことを書いた分際で、さらにこういうのを書くのも難だが……。
 僕の好きな歌の歌詞にこういう文がある。

なぜ、この方法を用いてはならないかという理由を教えてください。
さもなければ、私は不治の罪により有罪であると、裁いてください。
なぜそうなのか、なぜそうではないのか、教えてください。
などと多くの不平を言いながら、もしかすると私は、
私にとって致命的な何かを、見落としていたのかもしれない。

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The Gift
And the gift is what you get

by givin' more than you receive

And you're learnin' fast

that maybe this is how you'll be happy

'Cause in takin' everything you lost,

the air you need to breath

But in givin' it away,

you found the precious thing you seek

And it's better by far to do what you do now

And leave the rest to love

Just be strong in who you are

Once you start on that road

You're safe in the knowledge

That anyway you go

Will lead you home

Song By Blue 一部抜粋

失ったものがある様に君が手にしたものは
決して少なくないはず。
それは君にも、いや君が一番良く判っているんだよね


これからの君の人生に幸多からん事を願います。
明かさなくても判るよね 2007/12/29(Sat)05:14:44 編集
Re:The Gift
 きっと…だけど、予想は当たっているはず。
 …それに、英語は読めないけどさ…いいたいことは、少しだけ分かるような気がする。
 それでも…今の僕には、何もかもを失ったようにしか思えない…過去築いていたものを不本意に失って手に入れた『今』が、自分には納得できるようなものじゃない…もしかしたら、納得したくないだけなのかもしれない。強欲なだけかもしれない…。
 未練がましいけど、あなたのことは今でも大好きです。歌に乗せて思いを伝えようとしているところなんて、今もあの時も変わらないですね…。
 僕は捨てられたのかな、なんて時々思っていたけど…そうでもないみたいです。
 …だから、ありがとう。
 あなたのこれからの人生にも、幸多からんことを…。
2008/01/04 02:35
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