angel gate

　夜中、寂しくて寝付けないときがある。

　愛媛には僕を愛してくれる人がいる。でも、愛媛には帰れない。僕が帰ることによって、傷つけてしまう相手もいる。それに、両親にお金を出させたくもない。交通費だけでも自分で払わなければいけない。

　愛媛に行かなきゃ、誰かに愛されることもない。

　誰かを愛することもない。

　テイルズウィーバーに入れば、好きな友達はたくさんいるけど、それとこれとはなんだか違う。かといって恋人が出来たとしても、うまくいかない。相手を傷つけたりしてしまって、どうしても引け目を感じてしまったり。



　……何書いてるんだか；

　だけど、そんな風に落ち込んでいるときに、僕はあの歌をよく聴きたくなります。

　

夜明けは　近くにある

明日　君を抱きしめたら

信じることを　もう一度

始めよう

　その歌詞の一部。

　『angel gate』という名前の曲です。

　よく愛媛に行く前の日に聴いていました。フェリーの中でも、帰りのフェリーの中でも……。

　この歌は劇団で使われていた曲なんだそうで。僕はその劇団を見たことはないんですが、この曲の主人公のイメージがとっても強く沸いてきます。



　たくさんのことを乗り越えて、今ここにいるけど、どうしてもその足場に安心が持てなくて、ずっと心細い思いをしてきた。自分に自信が持てないから、人を信用することもできない。泣いてばかりの自分がいる。

　そんな自分でも、幸せになりたいっていう気持ちがあるから、少しずつでもいい……笑顔になりたい。笑顔になれば、この世界も、きっと笑顔で返してくれるから。

　君の存在というのは、私にとっての希望そのものだから。君を抱きしめた、そのぬくもりを信じれるよう、少しずつなっていきたい。



　はい、うまく文章にはまとめられませんが（- -；）

　主人公が、『幸せになりたい』という希望を持てるようになるまでの心境を、表現してるのでしょうか。

　そんな風に主人公のことを考えていると、なんだかフッと気が楽になる瞬間があるんです。