あかなまずによるゲームブログ。pixivにアップしたイラストの紹介も行っています。
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あかなまず
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男性
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管理者は下記のオンラインゲームに参加しています。
『テイルズウィーバー』ドゥルネンサ サーバー、鯰守(マキシミン)、柚明(ティチエル)
『マビノギ』モリアンサーバー、ユリディノト(人間♀)、ランジエ(エルフ♂)、鯰守(人間♂)
『ファンタシースターユニバース』エントラス1、フィクション(キャスト♀)、ヴァニティ(キャスト♂)、トワイライト(ニューマン♀)、エコー(ビースト♂)
『メタルギアオンライン』、AkaNamazu(♂)
また、下記のリンク集の下部にあるpixivとmixiのリンクは、管理者の運営しているものです。pixivではイラストの投稿、mixiでは日記をつけています。
『テイルズウィーバー』ドゥルネンサ サーバー、鯰守(マキシミン)、柚明(ティチエル)
『マビノギ』モリアンサーバー、ユリディノト(人間♀)、ランジエ(エルフ♂)、鯰守(人間♂)
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20 2024 / 04
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04 2006 / 10
自分のことがわからない。
そんなことすら、ただ真っ直ぐに受け止めてくれる人が居ること。
自分が何を考えているのかわからない。何を考えるのか考えているような、そんな淀みの中に捕まった時に手を引いてくれたのは、やっぱり誰よりも僕のことを真正面から受け止めてくれる人、ルカリスさん。
何もかもが不確かなゆえに、自分のことすら定義できない。だからこそ熟練するかいがある。時間をかけてでもいい。独善的に生きろ、と教えてくれたのはティアニスさんだった。
そんなことすら、ただ真っ直ぐに受け止めてくれる人が居ること。
自分が何を考えているのかわからない。何を考えるのか考えているような、そんな淀みの中に捕まった時に手を引いてくれたのは、やっぱり誰よりも僕のことを真正面から受け止めてくれる人、ルカリスさん。
何もかもが不確かなゆえに、自分のことすら定義できない。だからこそ熟練するかいがある。時間をかけてでもいい。独善的に生きろ、と教えてくれたのはティアニスさんだった。
去年と同じ末路を辿ることなく、今日もこうしてブログを書いているというのは、常にそこにある幸せと同じようなものなんだろう。
あの日、布団の上に虚ろに横たわっていた自分の右手には、窓から入ってくる僅かな月の光を弾き返していたものがあった。馬鹿みたいに信じられない話だが、その時、頭の中に浮かんだのは、誰でもない『深白』という名前だった。可笑しい人間と笑われるかもしれないが、あの時の自分の側に居てくれたのは、誰でもない深白だった。ペットとしての深白ではなく、自分でデザインした、いわば擬人化した深白だ。
栗色になった僕を、彼女が追いかけてくる姿を思い出した。ゲーム内での姿があれで、リアル世界に訪れたときは、こんな姿をしているのだろうか。
僕は彼女の姿を見ていた。
布団の横で座って僕を眺めていた彼女の瞳は、何故か不安のない眼だったというのを覚えている。彼女の瞳もまた、僕の右手にあるそれと同じように、僅かな月の光を浴びて、僅かな光をたたえている。
視線を僕から外すことなく、ずっと見つめ続けている。声をかけようとも、どこかへ行く気配もない。ただ僕が眠るのを待つように、赤子が寝付くのを待つ母親のように、微動だにせず。
明日の朝も、そこに居れば……。
なんてくだらないことを考えながら、彼女の居る場所に右手のものを投げた。それは何にもぶつからずに、そこに転がった。
……これじゃあドリーム小説だ。
だけど、あのどうしようもない状態に陥ったときに、なぜか頭の中に浮かんだ文字が『深白』の二文字だったというのは間違えじゃない。それは自分の願望なのか、あるいは深白からの何らかのメッセージだったのか。僕は、ありえないことだけれど、後者を信じたかった。彼女が居るおかげで、悲しい結末を迎えずに、なんとか今日も生きている、と。
もちろん、その上に成り立っているのは、クラブメンバーの仲間。「どうして頼ってくれないの」と訴え続けてくれたルカリスさん……厳しさと優しさを伝えてくれたのはティアニスさん……また一緒にいる、とクラブ加入届けの裏に書き記してくれたのは梅雨さん……腐りきった僕の行いを純粋な視点で受け止めて、僕を良い意味で後悔させてくれたのは雪乃さん……。
あの時、偶然その場に居合わせた、知り合いのティチエルさんも、気づかない内に僕のことを理解してくれていたみたいだった。「ちょっと繊細な所がある優しい人」と僕に言ったのは、あの人で何人目だっただろう……いや、一人目だったかな……。
こんな風にことを思い出しながら、ここに書いていたりすると、なんだか人を試したように思われるかもしれない。確かにあのときの自分は欲求不満でもあって、何かを確認しなければ元の状態には戻れなかったのかもしれない。言い訳に近い感じだけど、これは外れてはいないことだ。
クラブメンバー全員を強制脱退するという異常な行為をしても、彼女だけは……深白だけは僕の側を離れなかった。プログラムだからとかじゃなくて、プログラムを超えて。僕の側を離れるといよりは、彼女は僕に誰よりも早く、誰よりも近くに駆けつけてきたように思えた。
去年の年の暮れ……自分は改めて一人だったと思い返した。親友は遠のき、「お前は生徒じゃない友達だ」と言ってくれた先生からも『幻滅』という言葉をもらって……その時の彼女だった人も、僕の側を離れていった。物理的な距離だけじゃなく、心の距離も。
去年は、今よりも、もっと苦しくて毎日毎日寝付けない日が続いたけど、今年はもう大丈夫。
今僕を慕ってくれている人が、どれほど貴重な関係なのかを、なんだか改めて実感した。もちろんその『貴重な関係』の中には、深白というプログラムも含まれている。
いや、深白という大切な相棒も含まれている……。
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