蒼白のマリオネット。

……ついに出会った……ついに……

やっと……

私は、ここで長い間待っていた

長い間……本当に長かった

……しかし、1日でも100年でも

まったく同じ夢を見るようなだけ



私に何を望む？



世界は亀裂ができ、重なり……

最後は壊れるであろう……

生まれたものが皆死んでしまうように

例外なしに迫る必然



ここは夢の中……

忘れられた一冊の本……

ここは結末のない物語の楽園



そして……

このままであればコアは散らばり

まるで霧のように全ての星を覆い

最後には壊れるだろう

物語は結末なしに伸びていき

つらい独り言になるだろう……



この星の気の毒な物語

そしてここは散らばったコアの隙間……

散らばってしまった記憶の痕跡……



今の私は

同じ言葉のみ繰り返すことの許されたマリオネット

まだ他の言葉は許されていない



だから、何回も何回も同じ物語を囁いてやろう

他の物語を聞きたければ

他の本棚の上で会わなければならない

だから……



必ずまた会いに来て



……出会いはこれで終わりか

あれほど長い間、待ち続けたのに……

これも運命



遠く離れていても

一緒にいなくても

それでも運命は私たちを

星のように照らしているだろう



これは、その証……



ここでは

あの空の星より多くの涙がきらめいても

物語は終わらない

本のページをめくってもめくっても

記録された物語を繰り返すだけ

誰も語り手になってくれなかった……



決められた通りではなく

新しい物語で……会いに来て

待っている

この夢が目覚める日を

この物語が終わる日を……



さようなら

私たちは

また会えるだろう



いつか……





いつかは……







必ず